音楽を教えている身として前々から感じていたものですが、大人の方も子供さんも普段聴いたりする曲にかなり偏りが多いなと思います。
でもそれはとてももったいないなぁーと思うんですよね。
偏りなく、様々なジャンルの曲を聴いたりする事によって、音楽のレッスンを楽しむ幅もグッと広がるかと思います。
特に子供さんですが、大人の方に比べ、聞いた事のある音楽には興味を示すのに対し、聞いたことが無い曲にはほぼ興味を示さない子がどうしても多くなってしまう特徴は、しょうがないかと思います。
特に最近は親御さんの影響で、J-POPSとかK-POPSは知ってても、有名な童謡や小学唱歌は幼稚園や小学校で聴いた曲しか分からない、クラシックやジャズとかはもちろん全然知らないという子がとても増えています。
小さい子にとって童謡は簡単なリズムとメロディー、そして同じ言葉を何回も用いる事で頭に入りやすく、覚えやすい曲になっていますので是非沢山聴いてほしいですし、クラシックやジャズも、何気に遊んでいる時や車の移動の時等にCDや動画で気軽に流してもらえれば良いなと思っています。
子供さん達は何気なく聞こえているものでも、沢山耳にすれば自然と覚えていきます。そうする事で興味のある曲も増え、レッスンをより楽しく出来るかと思います。
私も幼い頃から父親が特にクラシックが好きで、母親はジャズが好きな家庭に育ちましたので、クラシックやジャズとかは勿論聴いてましたが、他にも童謡やアニメの曲、映画音楽(ムードミュージック）等を車で流してくれたり、テレビで歌謡曲や演歌とかを流してくれていたので、色々なジャンルの曲を知ることが出来て、本当に楽しかったです。（昔は新しい曲から懐かしい曲まで色々な曲を知ってた故に、友人から「年齢ごまかしてない？」と言われる事もありましたが 笑）
大人の方で古い曲はあまり知らないなという方は、これを期に色々知ってほしいですし、最近の曲はついていけないと思う方は、そう思い込み過ぎずに色々チャレンジして聴いてもらえればと思います。
